2015年1月7日水曜日

丸くても四角くても お餅はお餅 君は君 ボクはボク


米子発新見行きの 電車に乗り込んだとき 
すでに乗っていたおじさんが 福袋を開けていた 

福袋の中から おじさんが穿かなそうな 
派手な柄の ボクサーブリーフが たくさん出てきた

おじさんは ため息をついていた

これが 日本のお正月なんだ

ボクは お腹をにゅるつかせていたので 2人がけのシートで
終点に着くまで お腹を護るよう 少しだけぽっちゃりした体を 
できるだけ 小さくさせて じっと座っていた







年末から年始にかけて 青春18切符と スケートボードで 旅をして来た

松本から静岡 静岡から広島 広島から米子


静岡では 敬愛する人たちに会ってきた 時間の関係でお会いできない人もいたけれど

久々の naru蕎麦の くるみタレせいろ は本当に美味しかった


静岡の先輩方は皆 突然の訪問でも あたたかく迎えてくれる




もう長い付き合いになる 安間夫妻も とても手厚く迎えてくれた(ありがとう)


静岡から広島への移動中  ちょうど中間くらいの 姫路で
悪寒が 止まらなくなり 心が折れる以前に 体が持たなそうだったけど
オロナミンC 一本で 一時的に 超回復し 

広島にたどりついた


広島では ちょうど帰省していた にゃんころという 友人が
お好み焼きにつれていってくれた お父さんもとても紳士な方だった


美味しいお好み焼きを食べ 気絶するように眠り

魘されている間に年を越し 気がついたら元旦の朝だった



旅に出る前 なんとなく 2015年始まりは 原爆ドームに行こうと
決めていた なんとかたどり着けて よかった



中学生の頃 社会の授業中 この場所が『平和記念』という名称に違和感を感じ
先生に 「なにが記念なんですか?」 楯突いたことがあった
先生は何も何も答えてくれなかったし 
その数日後 ボクは意見する相手を間違った事に気がついた
そんなことを 思い出していた


元旦だったので 開いていないかと思っていた 
平和記念資料館も 観ることができた


その時間 自分なりに いろんな事を感じ いろんなことを思った



戦争 そして 原子爆弾が落とされたこと
それは ただの悲劇でしかなく その場所で それ以外でも
誰一人 喜んだ物は いかなかったであろう

大きな物や大きな事 (それ本当に大きいかは別として)によって
誰かを 圧迫したり 陥れることなんて だれも喜ばない


大きな力や 大きな声に 靡かない

個として強く 個として生きる力をつける

何をするにも その先に 誰かの喜びを



そんな たくさんの思いが 
平和記念公園を歩きながら こみ上げて来た


今年の始まりに ここに来て よかったと 心から思った


人も物も場所も 新たな発見 思う事 そんなたくさんの出会いがあるから
旅は やめられない


かわいい子には旅をさせろ とよく言いますが

ボクのように不細工な不器用で 頭悪く ぜんぜんかわいくない子でも 

旅として よかったなと思う そんな 2015年の始まりでした





旅の道中 鈍行列車の車窓から 流れる景色を
動画にまとめてみました 宜しかったらご覧下さい 


本年も宜しくお願いします


0 件のコメント:

コメントを投稿