2013年4月30日火曜日

あいつなんて みそ汁 3杯おかわりしてたぜ



おはようちゅるうす かっくんです


13歳のときに 母親が死んでから ばあちゃんがごはんを作ってくれた

雨が降ろうが 風が吹こうが 当たり前の朝ご飯晩ご飯が そこにはあった

バーモントカレーは 中辛と甘口を5:5で入れるのが ポイントだった

ませた高校生ぶって学校帰りに ビックマックセットを食べようが
ボクは必ず帰ってから ばあちゃんのごはんを平らげた

当たり前のごはんが ボクのわがままボディを育てあげた


そんな ばあちゃんが死んでしまった

ばあちゃんは 本当に元気だった 

ここ数年は施設にいたが 本当に元気に過ごしていた
自分のことはなんでも自分で出来ていた
先日もいっしょにお寿司も食べた 6貫も食べていた



肺炎で「長くとも2週間で治るよ」と言っていた病院に入って三日目のことだった

お見舞いに出かける準備をしているところに 病院から電話があった

急いで行くと ばあちゃんは 白衣を着た人たち囲まれていた

何度も「ばあちゃん」と呼んだ 
「がんばらいかんよ」といったら小さく頷いたように見えた

ピコピコ五月蝿い機械に表示された 数字は0と16の間をいったりきたりしていた

「ばあちゃん」の後につづく「ありがとう」以上の感謝の気持ちを意味する日本語を探してみたけれど
ボクのワルイ脳ミソの中では 見つけることができなかった

ただただ一人で 泣くことしかできなかった

誰かが死ぬってことは ただただ悲しい ただたださみしい

それ以上でもそれ以下でもなく

そんな気持ちで いっぱいなんだ 珍しく 
そんな ボクなんだ

当たり前のゴハン ありがとう
当たり前の洗濯 ありがとう
当たり前の心配 ありがとう
当たり前の生活 ありがとう
当たり前の当たり前 ありがとう



おやすみ 
またくるわ 
俺は大丈夫だから自分の心配しましょ
ありがとう

いつもの言葉が ただ空しく
ボクの頭をループする

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