2014年12月14日日曜日

リンゴの樹が おしえてくれたこと


今年は 3年計画の 2年目

昨年度から 設計 デザインなどから 協力させてもらって

造っている 畑がある


リンゴの畑だ


少し大袈裟な 言い方だけど 30年間 生きて来て 自分が
地球の一部をデザインすることなんて 思ってもいなかった



1970年に 岡本太郎先生は 大阪の吹田市
大阪万博の 一つの展示のために 70メートルもある 巨大な作品

「太陽の塔」を造り その場所に残され 地球の一部となり 

皆に愛され 今でも 堂々と立っている



ボクらが造っているのは 芸術 アートではなく 農園 

少し大袈裟な 言い方かもしれないけど

ボクらにとって これが  岡本太郎先生のそれに 値すると思っている

少し大袈裟な 言い方かもしれないけど

ボクらにとって それが 太陽の塔なんだ




果樹は 病気などの 切らざるを得ない場合や なんからの理由がない限り
樹の寿命がやってくるまで その樹 その畑を 数十年を 使う


もちろん 設備的に必要なモノもあるが
その先に おいしいリンゴを作るための 手間も 愛情も必要だ


畑を造るということ と

わずかながら 自分がやってきた 家具や 絵をデザインし
それが 実物 現物になることとの

大きく違う点は


そのデザインしたものの上にあるのは 

植物と果実で それをまた人間が育てるということ


想像から創造した物以上の それが そこからリンゴが生まれてきて

それが 人間 動物の 体に吸収されていくという連鎖が起きるということ


それに ロマンをつよく感じていた

ボクも わずかながら リンゴの樹を関わり リンゴの樹から多くを学んだ


今年で 3年計画の 2年目

寿命を迎えてしまった樹を切り 新しく 畑から作り直している



北アルプスのフモトの田舎町で


空から 土から エネルギーを吸い  樹を人が それを育てる



最も 地球らしいような気がする



少し大袈裟な言い方だけど ここがボクらの 太陽の塔なんだ


新しく生まれて来た命のために その次の世代のために

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