出かけた先で入ったトイレの 西洋式の大便器に座ったとき
便座が冷たくて ドキッとした
そんなつもりではなかったけど
便座にヒーターが付いていて当たり前だと思い込んでいた
何かを失ったときに それの有り難さに気がつく ボクは愚か者だった
人が亡くなったときには 有り難さ以上に 後悔というものが付き纏う
毎年 この時期 ブログでこんなことを書いている
今から18年前の こんな時期
母親と弟が 大型トラックの無謀な運転に巻き込まれ 死んだ
ボクは 13歳だった
弟が死んでしまった日の朝 弟は珍しく
「お兄ちゃん 遊ぼうよ」 と言って来た
ボクはそれを断ってしまった 弟は そのまま帰って来なかった
母親には 本当になにも 何一つも 親孝行の一つもできなかった
プレゼントというものも 一つもあげることもできなかった
それらしい感謝の言葉も 伝えることも 一度もしたことがなかった
そんな後悔は 歳を重ねるごとに大きなっていく
今 できることとして
今を生きて ボクのような人間と関わってくれる人たちの気持ちに
感謝と敬意を持って 応えていかなければならないと
いつもこの時期に思うのだ
感謝と尊敬がないヤツは 一度死んだほうがいい
だからボクは 今日も死ぬんだ
そんな思いと反面に
歳を重ねるごとに お礼を言うのがへたくそになっていく
だから今日は ボクに関わってくれている方々に 心から感謝の意を
それから 便座ヒーターを開発してくだすった方々も 感謝の意を
ありがとうございます
それではおやすみなさい
後悔のない人生を
0 件のコメント:
コメントを投稿