2014年10月6日月曜日

クリームシチューのような 男になりたい

パーソナルコンピュータをしながら ウトウトしていたら

無作為に再生さてたのは Dr. Feelgoodの『Boom boom』 




John Lee Hooker だ 

ブルースだ

ボクは 自然と足を踏みならした


それから 立ち上がり 全身で リズムを取りながら 


ベッドに行き 


寝た



翌朝 とある 街角

ボッケの奥の奥まで 手をつっこんで

何かを唄いながら 歩いている ランドセルを背負った 小学生を見た


なにを唄っていたかは わからないけど


その表情は 楽しそうというよりも 精一杯のしかめっ面だった


ブルースだ


男は いつでも ブルースを背負い ブルースと共に生き

そして いつでも ブルースを口ずさんでいる





松川村の 小粋でカジュアルなフレンチ

メゾンドソラマメの 主催する
[カメムシロックフェスティバル]へ遊びに行ったとき


メゾンドソラマメの タケシがドラム

ボクが ギターを弾き 

ボクらのバンド[speed sprayer]のセッションを始めた


そこには 指揮者も 楽譜もなく 
ボクらは 互いの思いだけで  自由に 演奏した


すると 自然と 人が集まってきた


ゴトウは ボクから ギターを取り上げ 弾き始めた

そこにあった 楽器が 誰かや 誰かによって 鳴りだした


だから ボクは マイクを持って唄った

そのとき 思いついたメロディと 詩で 唄った




すると ボクのうしろに 栗本凛ちゃん(33歳男性)



が やってきて なにかを欲する顔を ずっとしていた

ボクは 栗本凛ちゃんに マイクを渡した


すると 彼は 唄いだした


「耳の裏が 耳の裏が 臭い 耳の裏が 耳の裏が 臭い」


クリリンは 30歳をすぎて 
己の体に起きた 変化を 大きな声で唄っていた




ブルースだ



「耳の裏が 耳の裏が 臭い 耳の裏が 耳の裏が 臭い」

ひたすら 繰り返される この唄を 

聞いたあの日から 2週間


ボクの耳から 脳裏から この唄が 離れることはなかった



男は いつでも ブルースを背負い ブルースと共に生き

そして いつでも ブルースを口ずさんでいる

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