2014年4月26日土曜日

ラーメンおつまみも 飲み物だ

こんちゅるうす かっくんです


ボクの友達 コウタくんのうちに ダイスケという 子猫がやって来た
虎毛で「みゅーんみゅーん」と鳴いて とてもかわいい

ボクが ゴハンをごちそうになっていると ボクのまわりを 走りまわったり
爪をたてて ボクの体を登ろうしてきて とてもかわいい

そんなダイスケを抱き 毛の感触や体温 
その小さな体の大きな命 触れたとき 懐かしい気持ちになった




小学3年生のときのことだ

ボクのクラスに「モルモットのモルちゃん」がやってきた
モルちゃんは クラスみんなで 飼うことになった

小さな体に大きな命を守るため 総ヒノキ造りで 小屋を造った

モルちゃんは やってきたその日から クラスの人気者だった

小屋の中で 必死に水をその飲む姿に 誰もがトリコになった

ボクのその一人だった

休み時間になると みんなとモルちゃんで 仲良く遊んだ
モルちゃんは 誰とでも仲良く遊べる ナイスなヤツだった

そんな モルちゃんのお世話は 日直当番がすることなった

ボクは 当番がまわってくるのが とても楽しみだった


やっと回って来た 当番の日

ボクはいつもよりハリキって登校し 
朝から気分が高揚していた 高まっていた

モルちゃん小屋の 床に敷かれた新聞の交換をし
水を飲む器具に 新鮮なお水を補充に

人気者のモルちゃんも抱き 
その毛をその体温に触れたときに それは起こった


「ヒョーン ヒョーン」と 気管支がつまるような呼吸

喘息の発作だ

それから 目の周りを中心に 顔が赤く腫れ上がり
咳も 止まらなくなった

ボクは保健室に 連れて行かれた

アレルギー反応よりも とにかく悲しくて
お母さんが薬を持って来ても ボクは 涙が止まらなかった

そのまま早退をした その車の中で ボクはおかあさんに尋ねた

「どうして同じ生き物なのに こうなっちゃうの?」

おかあさんは 冷静に答えた
「そうね ちょっと前に 人間も 同じ国 同じ人種なのに 
争うことをやめなかった人たちがいたわ 
でもね ボブという一人の男が それを変えてしまったのよ」


ボクは次の日 いつもよりたくさんの抗アレルギー剤を飲んで登校し
モルちゃんを もう一度抱き こうつぶやいた

「Jah Rasta fari.」





コウタくんちからの 帰り道 そんな思い出と なにかで
ボクは 涙と咳が 止まらなかったけど それに関して 誰かが悪いわけでない

それでもボクは 動物が好きなんだ 
だって 同じ星に生きている 生き物同士じゃないか

ボクはボクに ウソをつく人間以外を信じて
今日も明日も明後日も この星で生きていくんだ

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