2013年9月13日金曜日

お米が風と唄ってらぁ

おはようちゅるうす かっくんです


幼いころ 自宅に 硝子で出来た おはじきがあった

それは とてもキレイで 思わず 食べてみたくなるほどだった

恥ずかしながら もうじき30歳になるわけだけど

その おはじきという物体を使っての 遊び方を 未だに知らない

ただ母親に 「食べちゃいけません!」と しかられた記憶しかなく
おはじきという物体で 遊んだ記憶がないし
おはじきという物体から 遊びを広げられる 想像力が  
当時のボクにも 今のボクにはなかった


道具の使い方を 知らないということは
大きな自由と大きな不自由が 天秤にかけられているようなもんだ


何年か前の冬 近所のスターバックスでの 出来事

冬になると 受験生風の受験生で お店がいっぱいになる

受験少年Aは 一人で 勉強していた 

人を見かけで判断するのもアレだけど あまり スターバックスにいなさそうな タイプだった

テーブルに 赤い本を広げ  なれない手つきで 紙のカップを手に取り

飲み口のあるフタに口をつけて 飲みづらそうに吸い込みながら その飲み物を飲み干して

すっと 席を立った

数分後に 受験少年Aは
トレイに ティーバッグの入った新たな大きなカップと 
多くの人がティーバッグを入れるであろう 小さなカップを乗せて 帰ってきた



しかし彼は その小さなカップに お茶を注いで飲んでいた

お茶は チョロチョロと わずかにしか出ず 少ししか注げていなかった

せっせと 赤い本を見ながら ノートになにかを書き込んでから 

チョロチョロとわずかに出るだけの お茶を 大きいカップから 小さいカップに注いで飲む

それを何度も何度も繰り返した 赤い本に夢中なればなるほど お茶はわずかにしか 注げていなかった



ボクは 彼の肩を叩いてから 大きいほうのカップを取り上げて
大きなカップの底にかじり付き 底から一気にその飲み物を 飲み干してみせ

それから 彼に向って「ノーフューチャー!ノーフューチャー!!」叫び

ボクは 店を出た



それ以来 彼を そのスターバックスでみることは なかった


あのときの受験少年Aが 今 大学生なのか パンクバンドをしているのか わからないけど

自由を手に入れてくれたら いいな と




先日 そのスターバックスで フラペチーノを飲みながら そう思った


ボクは スターバックスでは決まってラテなんだけど 
最近 ローストアーモンドフラペチーノに はまってしまった

ボクは スターバックスに行ったら ラテを頼まなきゃ行けないという 
自分のルールで不自由を 知らぬ間に 作っていたんだ

みなさんも 自由な一日を

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